6/6(土) vol.4 ゲスト: vol.4 G-net代表 南田 修司 さん

学生兼業、リモートインターン、ふるさと兼業、ローカル就職…東海地域を盛り上げます!NPO法人G-net代表理事。 奈良出身、大学院を経て、岐阜のNPOに新卒で就職し、その後代表理事に就任。 地域と人を多様な形で繋げる取り組みを岐阜から全国に発信。 ローカル兼業プラットフォーム「ふるさと兼業」や地域に挑む就職支援「ミギウデ」など 地域に密着した働き方を全国各地と連携して提案している。 次の時代の働き方を地域で率先する実験機関であるべく、 学生兼業やオンラインキャンパス「つながるキャンパス」など新たな動きにも挑戦中。

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内容

●パーソナリティ

まお

ガガ様

●ゲスト紹介

MAO:本日のゲストはNPO法人G-net代表の南田修司さんです。よろしくお願いします。さっそく南田さんの自己紹介に移っていこうと思います。

南田さん:G-net代表の南田修司です。G-netは岐阜を拠点としているNPOです。僕は創業者ではなくて2012年に代表を継ぎました。学生と社会のソーシャルな現場、伝統産業、地場産業といった地域のチャレンジとつなげることや、社会人の兼業のコーディネート、地域で働きたい若者と会社をつなげる就職サポートなどを行っています。

GAGA:つながるキャンパスもG-netの取り組みですか?

南田さん:つながるキャンパスはまだ立ち上げて1年くらいの取り組みです。
コロナで在宅を中心に切り替えて辛いと思っていた時期に、大学がオンライン化する記事を見ました。それも、短期間ではなくて半年間も慣れない環境で、家で一人授業を受けるのは辛いのではないか、キャンパスライフがなくなって辛いのではないかと思いまして、学習環境をサポートしたい、キャンパスライフを提供したいと思い、オンライン上に仮想キャンパスを作ることにしました。現在、社会人100人、大学生・大学院生280人が参加しています。

まお:小さ目の学校よりも大きいですね。

ガガ:新聞で取り上げられていることからもニーズがあると感じます。

南田さん:距離を超えて繋がれることにも興味を持ってもらっているのだろうと思います。

ガガ:何年前から始められたのですか?

南田さん:2008年から始めました。僕は、大学院まで行っていて、休学を1年間しているので、大学・大学院の期間は休学合わせて7年です。卒業と同時に職員としてG-netに入りました。

GAGA:当時、休学は珍しかったのではないですか?

南田さん:休学は珍しい方だったかと思います。修士2年の残りの半年から休学を始めました。コーチングを勉強していて、資格を取っていたので、個人事業としてコーチの仕事をしてみたいと思いました。コーチの仕事を試す時間が欲しかったからバイトしながらコーチングセッション、セミナー、そして教育学部だったので家庭教師のような感じの家庭コーチのようなことをしていました。お世話になった人に活動を報告して返事が返ってきたのがG-netで、大変だけどユニークなことをされているなと思いました。休学の後半は、アルバイトの時間をG-netに変えて、個人事業とG-netを行き来していました。

GAGA:G-netの仕事と教育学部でのまなびは、一見ずれているように思えますが、その辺りはどうですか。

南田さん:大学で研究していたのはコーチング、つまり学びの促進です。大学で実際に研究していたのが地域と協力したプログラムなので、地域で人がどう育つかという部分でG-netと共通領域でした。

GAGA:G-netで長期インターンをしたことがあるのですが、そのときにコーチングは大事だなと感じました。

南田さん:理由なく学ぶのは学習効率が悪いと思います。学びたいわけではないけど必要だからとか、そこに白紙のの解答用紙があるから答えるだけとか、反応しているだけになっている気がします。学びたいと思ったら自分から学ぶと思うので、そこにワンクッションがあるといいですよね。そのワンクッションを引き出すのがコーチングで、引き出したものを具体化するのがG-netだと思っています。ワンクッションや具体化する場は今なかなかないのではないでしょうか。

GAGA:ビジョンはありますか?

南田さん:G-netとしては、広げていきたいとは考えていなくて、このエリアの中で掘り下げていきたいと思っています。岐阜は人口40万人の、THE中堅の地方都市です。岐阜でできるなら札幌や岡山、和歌山でもできる、と他の街のことを大事にしている人たちがやっていく、という流れができればと思います。実際、他の地方の人と学び合っています。インターンシップや社会人の兼業などノウハウのシェアや同じトラブルが起きないような仕組みづくりなどをしていけたらと思います。

GAGA:つながるキャンパスには東海地域の人が多いのですか?

南田さん:3、4割くらいが東海地方の方です。

GAGA:それがオンラインのよさですね。オンラインのプロジェクトが続々と上がってきていますが、オフラインとの違いはありますか?

南田さん:実践例が少ないのでよくわからない部分もありますが、インターンシップを要素分解すると、「仕事と出会える」、「人と出会える」、「課題と出会える」、「文化や風土に出会える」になると思います。それが要素だとしたら、オンラインで難しいのは「文化や風土」の部分です。それ以外はオンラインでもできると思っています。

GAGA:オンラインの方がオフラインよりも参加しやすいですね。

MAO:広がっていくのはいいですよね。

南田さん:人材が流出しているのは事実です。すべてオンラインでできるわけではないと思いますが、どこにいてもできる仕事もあります。そこにいなければできない仕事もありますが。岐阜の仕事をニューヨークやヨーロッパの人がしていてもいいですよね。世界中の人がこの街の仕事をできるようになると、そう考えたら楽しそうです。

MAO:南田さんの少年時代が気になります。どんな学生時代を過ごしてきたのですか?

南田さん:中高一貫の男子校に通っていました。開校以来ナンバーワンの遅刻回数で、学校ができて以来、今も記録は塗り替えられていないみたいです。笑

MAO・GAGA:意外!!

南田さん:学校は好きだったけど、真面目には行っていませんでしたね。行く意味がわからなかったから、自転車でぶらぶらしていました。散歩や行ったことのない街を。あとは、人見知りで人に会いたくなかったのもあります。

MAO:今は人と人をつないでいますよね。転機は?

南田さん:会いたくないというのは、会いたいし話したいというのの裏返しだったのではないかと思います。例えば、プレゼンなどが思うようにできないとか、そういうギャップが嫌だったのではないかと。何かが急に変わるわけではないという開き直りがありました。高校生のときに、それはそれでいいと。友達に、今あるものを出発点と考えればプラスしかないと言われて。それまではネガティブでした。物事は、なんでも表裏だと思ってみています。どう見るかは自分で決めようと思っています。

MAO:素敵ですね。

●ゲストへの質問コーナー!

◯大学院に行こうと思った理由はなんですか?

コーチングを勉強していて、コーチの仕事をしようと思ったのですが、ビジネス界隈の人が多く、大学生の自分が仕事にするのは現実ではないと思い、自分の武器として、教育の専門性を持ったコーチングを行えたらと考えました。子育て支援のボランティアをしていたことなどを足し算しながら、コーチとしての自分をブランディングできないかと思って大学院に行くことにしました。

◯学生(中学生や高校生)のうちに体験してほしいことはありますか?

好きだと思ったことをやることです。しなきゃいけないことはあるようでないと思います。学びに意味がないとは思いませんが、2割くらいは自分が気になったから始めたというものを持っておくのが大事だと思います。

◯つながるキャンパスの中に外国人の参加者はいますか。

若干いるがほとんど日本の方です。登録の時に確認した中では海外の方も数名いらっしゃいました。

◯働くことについてどう思ったり考えたりしますか?

全部一緒じゃないかと思っています。誰かが困っていて何かをしようと思っているとき、自分ができることで何かをすると喜んでくれますよね。自分の場合はG-netのネットワークなど、自分が持っているもので誰かが喜んでくれたら、その見返りをもらえます。それが仕事で、その行為そのものが働くことなのではないかと思います。

MAO:元々の人間の生き方に近い感じがします!

南田さん:どの仕事にも差はなくて、困りごとの大きさや種類などが違うだけだと思います。お金をもらえるかどうかも仕事とは関係ない気がします。僕は最近それを金銭報酬と意味報酬と呼んでいます。意味を得られるだけでも価値を感じることもありますよね。

MAO:就活で悩んでいる人が周りにも多いので、働くということについて南田さんのお話からも考えてもらえると良さそうです。

◯地方と都会のチャンス格差についてどう思いますか?

チャンス格差は均されると思います。情報の伝達スピードはこれまで都市部の方が圧倒的に早いです。兼業の動きなどは地域に落ちてくるまでに3年くらいタイムラグがありました。この仕事を始めて都市部の人と関わってから、こんなに前から話をしていたのだという気づきがありました。その一方で、地域の方が、ライバルは圧倒的に少ないです。街ごとに特徴があるので、一括りにはできないと思いますが、街の中で本気で取り組んでいる人はその人しかいないとか。自分の取り組みについて考えても、優秀な人は世の中にはたくさんいても、街の中には自分たちしかいないのでチャンスは集中します。

◯2030年までにキャリア教育がどのように変化していくか。どのように変化してほしいか。

どのように変化していくかはわかりません。どのように変化させていきたいかということについては、大学生、高校生向けのプログラムを本来は分ける必要がないと思っています。社会人もインターンすればいいし、大学生も働いたらいい。今は高校生にズームの設定の仕方を教えてもらったりもしています。講演の依頼が高校しにきていたりもします。大人はジェネラルに活躍しやすいですが、高校生でも得意なものを生かせます。国のシステムは簡単には変わらないかもしれませんが、それを補完する機能が働いて年齢や立場に関係なく情報にアクセスできたり、社会に繋がれたりするようになるといいと思います。

◯原動力はどこから湧き上がってくるのか。

できるだけ幸せになりたいんですよね。自分や周りにいる人たちが幸せになる社会をいつも考えていますね。なんとかしてやりたいというふうに思っているわけではなく、いつもどこかで気を抜いています。ほかごとはいい加減でもいいから、大事だと思うことにエネルギーを集中すること。2割だけ本気。持続的にやりたいので。

◯最新の情報はどのように収集しているのか

いろんな人に話を聞きます。そして国や技術者といった最新の情報を生み出している人たちのことを想像します。地域で起きていることと社会で起きていることはフラクタルなので、マクロとミクロをできるだけ行き来するようにしていますね。

●若者にメッセージを!

MAO:まだまだ話を聞きたいのですが、最後に南田さんから、応援メッセージをいただけますか。

南田さん:今日はありがとうございました。2割でいいので自分が興味をもったことをやってしまえばいいと思います。会いたい、気になると言ってみて、けしからんと言われても、2割を大切にやってみることです。それくらいの割合でチャレンジしていくといいと思います。そして、困ったことがあったら僕らのような人に相談してもらえたらと思います。

この先はZoom参加者限定のアフタートークタイムです。

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